中島宗晧

Works Archive

作品概要
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標本箱くらい奥行きのある額です。裏打ちに使った紙は、一度湿らせて形を作り、乾かすと固まるもので、少し浮遊感?を出したかったのです。

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表装は、ほとんどわたしがしています。
材料を加工して戴くこともありますが、
細かいところに執着してしまうのです。

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コーナー家具みたいにした理由ですが、
お華や置物などを飾って戴くためです。
これは第1号です。耐震性はゼロです。

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作品にする言葉は、借り物ではありません。
素敵な言葉はたくさんありますが、自分の言葉でしたら遠慮なく想いを込められます。

もう床の間のあるお家が少なくなってきましたから、衝立作品はたくさん作りました。

お月さんには、蓄光塗料が塗ってあります。
電気を消したら、ぼやっと光ってくれます。

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街の雑貨屋さんで見つけた可愛い小さな額をたくさん連ねてみました。
四季の花言葉です。額よりも言葉よりも、時間をかけた花の絵でした。

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携帯できるお箸です。「こころね」とは、心の根っこのことです。
大根(おおね)を切って心の字にしました。烏山和紙を巻いて
みました。お箸の先端には、ちゃんと漆を塗ってもらいました。

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墨をはじく特殊な塗料で書き、紙の裏側から墨を塗りました。
白の字は、いつもの生々しさが軽減されるように思いました。

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掛け物のご依頼を戴きましたら、さすがに表装だけは表具屋さんにお願いしないとあきません。

言葉は? 寸法は? 表装の素材は? 色目は?
少々うるさいくらい、遠慮なしに聞いています。

古布や古裂は、そこに永い時間の演出?をしてくれます。むかし、京都の丹波布を使ったことがありました。布だけで目が飛び出るくらいでしたけど、すごく温かい作品に仕上がりました。

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床の間も、壁面も、作品を身近な所に置いて戴ける空間が、少なくなってきたと思います。
風呂敷にすることや、いろいろな工夫で立体にすることを試みてきましたが、本来の書は言葉ありきですから、書き残しておきたいと思う言葉が浮かぶまでの長い休息が必要です。

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それが借り物の言葉であれば、それでも必ず自分の思いが強くありますので、言葉のスケッチをした後に、それをどうしても書き添えたくなるのです。それで完成です。

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言葉を書いたからといって、伝わるものは言葉の周辺にあるものだと思っています。顔の表情や身振り手振りに代わるのが字面であって、額などの仕立てで上手く完結できればと思います。

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最後の公募展(入選)作品になります。

大学を卒業する頃から始めて20年間、
入落のある公募展へ出品してきました。
それは、展覧会のための作品づくりでしたが、いろいろと勉強になりました。
苦労して得た入選記録も審査員資格も、
公募展活動をやめたら何も残りません。

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公募展への出品作家として奮闘していた頃です。

あまり奇抜なことはできませんでしたが、批判を覚悟のうえで挑戦し始めた頃でもありました。

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賛否両論の作品。
漢字の作品でも
仮名の作品でも
ない作品でした。

漢字かな交じり、つまり日本語の作品ですが、漢詩や和歌などを作品にする古典的表現は、その様式自体が音楽のクラシックに近いものだと思います。しかし、音楽と異なるのは、そこに現代性があるかどうかです。

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会場藝術と化した書は、無機質なアルミの額に収まりますが、
インド更紗で軸装にして欲しいといったご依頼を戴きました。
額装に仕上げたものを軸装にすることは大変な作業でしたが、
なかなか面白い作品になりました。これがきっかけなのです。

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標本箱のような額はたくさん作りました。
中身を差し替えることが目的であったり、
エッヂが綺麗に光るアクリル板を使ったり、肝心の中身よりも外見が優先でした。

そういえば一輪挿しも何本か作りました。

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陶藝と陶藝家へのあこがれは今もあります。
それでも作品は、ここまでが限界ですから、
今は佐伯守美先生にご指導を戴きながらの制作です。書き込む文字が楽しい陶板です。

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釉薬がこぼれ落ちた偶然ですが、
お月様をテーマにしていた頃の即興詩?です。わたしは文字を引っ掻くのみでしたが、これに合わせて額を作る時間がとても楽しかったことを覚えています。

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文字は肉筆よりも、このように石に刻んだり、版画や型染めにしたりすると、その生々しさが少しばかり和らいでくれるのですが、この場合は随分と面倒な注文をしてしまいました。紙に書くときは自然に出る筆圧の強弱や抑揚が、彫り刻むその深さで出ればと思いました。

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絵師‐鈴木八朗先生との最後のコラボレーションでした。
先生はよく「最後は手書きだ」とおっしゃっていました。

広告デザインとなれば、依頼者のご意向【イメージ】をよく理解して差し上げるべきだと思います。デザインは、そういう意味で「協働制作」であるべきと思っています。

http://www.rockfield.co.jp/brand/itohan/index.html

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西洋鍛冶職人‐応本哲司さんとの懐かしいコラボです。

当時は、京都‐なんど工房に居候していた二人ですから、主宰‐亀山大助(陶藝)さんとは、正に創作的な毎日を過ごさせて戴きました。確かこの看板は、富山県のギャラリーだったと思います。真面目な字です。

その他、ロゴや看板など、手元にあるものから並べてみました。

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2004年に初めて個展をしました。個展など恐れ多くてできないと思っていました。東京銀座の田中ギャラリーさんでお世話になりました。どちらかといえば同窓会になりました。作品が揃えば、次回の案内をさせて戴きたいと思っています。なにとぞよろしくお願いいたします。

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十二支の動物を文字で表す「干支遊び」です。
漢字やひらがなで、動物たちの姿を表わすのですが、カバン屋さんのお正月ディスプレイとして始めたのがきっかけで、いつの間にかライフワークになってしまいました。
まだまだデザインとして完璧ではありません。

この作品では、藍染めの布を使って、干支を白抜き(抜染加工)しました。京都時代からの友人である株式会社田中直染料店、九代目太兵衛さんにはいつもお世話になっています。

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干支が一巡りした『月刊美術』2012年12月号

「干支遊び」は『月刊美術』誌のお正月企画で、干支にまつわる話を添えて、2001年12月号より連載しました。

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それは「祈り」がテーマの企画展でした。
漆粘土を両手で、ただギュッと合わせただけでした。それに一本のお箸を挿して立体にしました。ちょっと遊んだだけの装飾品のつもりでしたが、これをどうしても持ち帰りたいという方がおられたので、嬉し恥ずかしの作品ということです。

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短冊を立てるために作ったのですが、こうしてお花も飾って戴けます。今はこうして思索から制作を【遊ぶ】時間が必要なのかも知れません。

works前文

はんこ

印の整理をしました。
この中には高校生の時に彫ったもの、専門家に彫って戴いたものがいくつか紛れていますが、毎回どこか修正しながら使っています。

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篆刻は人任せではいけないと思っています。
とはいうものの、篆刻は、結構な時間と労力(緊張感)が要りますので、たまに人から依頼を受けますと、信頼出来る専門家に印稿(デザイン)だけお渡しすることもあります。それに、このところ【読める文字で】といったご要望が多いのです。篆刻に限らず、文化は時代とともに生きていかねばなりません。

京印章 松本堂様
http://kyoto-hanko.jp/kojin/c_rakkan.html

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こうこくでざいん

2013年の広告デザインは、学内の広報がほとんどです。 毎年何かしら何処かへ提供していますが、専門家と呼ばれるほどではありませんので、依頼者もわたしも気楽なもんです。

わたしの好きな広告は、そこに商品やブランドといった具体的な情報を含めず、その価値を別の角度から高める補完的な広告です。

たとえば、「これ何?」といった反応があればしめたものです。そこから対話を生むことに狙いがあるわけです。ここでいう対話は、広告そのものとの対話、同じ広告を見ている人との対話の両方を意味しますが、ともあれそれが「きっかけ」となれば良いのです。

「宇大がおしいいワケ」

  • 宇大がおいしい理由1
  • 宇大がおいしい理由2

「オープンキャンパス2013夏」

  • オープンキャンパス夏

「秋季オープンキャンパス2013」

  • オープンキャンパス秋

「ゆうだい21」

  • ゆうだい21

さて、このページは半期に1度くらいに更新していますが、今回ようやく新しい?ものをご紹介することができました。実は、これは数年前から作り始めたものです。

ご覧のとおり、椅子の背もたれに脱着式の額を作り込みました。そして座面には、花瓶などにお花を活けて座らせてください。

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